こんにちは、◯◯です。
今日から、私たち家族の**「家づくり体験ブログ」**をスタートします。
第1話のテーマは――
🏠 「マンション暮らしから一転。近所で見つけた“売地”が、すべての始まりだった」
そう、たまたま見かけた一枚の「売地」看板が、
私たち家族の人生を大きく動かすきっかけになったのです。
◆ マンション暮らし、満足しているはずだったのに…
今から5年前。
私は30代半ばで、妻と子どもと3人で暮らしていました。
場所は名古屋市内、駅徒歩10分の分譲マンション。
新築当時はピカピカで、設備も最新。
ディスポーザーに床暖房、オートロック付きの安心感。
まさに「理想のマイホーム」でした。
🧑💬 私:「この家なら一生暮らしていけるな。」
👩🦰 妻:「うん、子育てもしやすいし、ここでいいね。」
そう思っていました。
しかし、実際に暮らしてみると、少しずつ“窮屈さ”を感じるようになったのです。
◆ マンション暮らしの「小さな不満」が積み重なっていく
子どもが成長し、元気に走り回るようになると、
階下への足音が気になり始めました。
👩🦰 妻:「ちょっと!走らないで!」
👦 子ども:「え〜!」
🧑💬 私:「まあまあ、もう少し静かにね。」
毎日のように注意するのも、正直しんどい。
特に休日、朝から「静かにしなさい」と言うのが日常になってしまい、
“のびのび子育てしたい”という気持ちが次第に強くなっていきました。
それだけではありません。
- ベランダが狭く、洗濯物と布団でいっぱいになる
- 家族3人では手狭になり、収納スペースも不足
- 車を使うたびに立体駐車場の昇降を待つストレス
- 隣人との距離が近く、気を使うことも多い
「マンションって便利だけど、自由がないな…」
そんな思いが、少しずつ心の中に積もっていったのです。
◆ 「やっぱり戸建てがいいかも」と思い始めたある日
きっかけは、休日に近所を散歩していたときでした。
ふと見かけた新築戸建てが、目を引いたんです。
🧑💬 私:「あそこの家、かっこいいな。」
👩🦰 妻:「最近、この辺りも新築が増えたよね。」
外観もデザインも、自分たちの理想に近い。
“庭付きの一軒家”という言葉に、どこか懐かしさを感じた瞬間でした。
とはいえ、
当時は「マンションを売って家を建てる」なんて、現実的には考えられませんでした。
ローンも残っていましたし、転勤の可能性もゼロではない。
それでも――心のどこかで、
「もしこの辺りにいい土地があれば…」と、夢を見るようになったんです。
◆ 保育園への送り道で見つけた、運命の土地
そんなある日の朝。
いつものように、子どもを自転車に乗せて保育園に向かっていました。
マンションを出て坂を下り、信号を曲がったその瞬間――
「ガガガガガガッ!」
重機の音が響いてきました。
見ると、古びた建物が取り壊されている最中。
何十年も前からあった商店が、更地になろうとしていました。
🧑💬 私:「あれ、壊してるな…この場所、結構いい場所なんだよな。」
👦 子ども:「パパー!ショベルカーだ!」
そう、まさにその通り。
駅まで徒歩圏、小学校も近い、南向きの角地。
“理想の条件”がすべて揃った場所でした。
私は心の中でつぶやきました。
「この土地、もし売りに出たら…」
ただ、その時点では、
本当に自分がそこに家を建てるなんて、想像もしていませんでした。
◆ 数週間後、「売地」の看板が立っていた
それから2〜3週間ほど経ったある朝。
いつものように子どもを送りながら、その道を通ると――
そこに、見慣れない白い看板が立っていました。
🧑💬 私:「……あれ?あの看板…」
近づいてみると、こう書かれていました。
🏠 『売地 〇〇不動産』
その瞬間、心臓がドクンと高鳴りました。
まさに、願っていた「理想の土地」が現実になった瞬間です。
🧑💬 私:「ついに、出た…!」
子どもを送り届けたあとも、
頭の中はずっとその土地のことでいっぱい。
仕事中も集中できないほど、心がソワソワしていました。
◆ 胸の高鳴りとともに、不動産会社へ電話
その日の夜。
夕食後、ついに意を決してスマホを手に取りました。
📞 ピッ…ポッ…パッ…
🧑💬 私:「あの、〇〇町の更地の件でお電話しました。」
🧑💼 営業担当:「ありがとうございます!すでに何件かお問い合わせいただいてまして…」
「えっ、もう問い合わせが入ってるの!?」
思っていたよりも人気で、焦りが込み上げてきました。
🧑💬 私(心の声):「これは、早く動かないと取られるぞ…!」
営業担当の方は丁寧に対応してくれ、
土地の価格や条件を教えてくれました。
◆ 理想の立地、でも価格に衝撃…
🧑💼 営業担当:「坪単価で言うと、およそ○○万円前後になりますね。」
🧑💬 私:「……えっ(心の中で絶句)」
思っていたより、はるかに高い金額でした。
ざっと計算してみると、土地だけで4,000万円超。
👩🦰 妻:「え?それ、土地だけでしょ?家は?」
🧑💬 私:「うん…家建てたら6,000万コースかも。」
まさに、夢と現実のギャップ。
頭では「無理だ」と理解していても、心はまだ諦めきれませんでした。
◆ 妻との話し合い、そして決意
その夜、妻と本気の話し合いをしました。
👩🦰 妻:「確かに場所はいいけど、ローン2本は無理でしょ。」
🧑💬 私:「そうだよな…。でも、こんな立地、もう二度と出ない気がして。」
👩🦰 妻:「見るだけなら行ってみる?」
🧑💬 私:「……見るだけ、ね。」
この「見るだけ」という言葉が、
私たちの家づくりを本格的に動かす“スイッチ”になりました。
◆ 現地見学で感じた「運命」
週末、不動産会社の案内で現地を訪れました。
更地は思っていた以上に広く、
午前中の陽ざしがまっすぐに差し込んでいました。
🧑💬 私:「やっぱり、この場所いいな…。」
👩🦰 妻:「静かだし、小学校も近いし、ここなら安心だね。」
子どもも走り回って楽しそう。
その姿を見た瞬間、
“家を建てたい”という思いが一気に膨らみました。
🧑💬 私(心の声):「ここに、うちの家を建てたい。」
◆ こうして、私たちの「お家づくり」が動き出した
保育園の送り道でたまたま見つけた売地。
それが、私たち家族のお家づくりの出発点でした。
あのとき自転車で通りかからなければ、
きっと今もマンションに住み続けていたでしょう。
🧑💬 私:「家づくりって、こうやって始まるんだな。」
このときはまだ、
・土地の契約の難しさ
・建築条件付き土地の仕組み
・ローン審査の現実
・予算オーバーとの戦い
――そうした“壁”が次々と待ち受けていることを、知る由もありませんでした。
◆ まとめ:マンション暮らしに満足していても、心は変わる
この記事を読んでくださっている方の中にも、
「マンションに満足しているけど、戸建ても気になる」という方がいると思います。
私もまさにそうでした。
でも、“たまたま見かけた土地”が、人生を変えることだってあります。
「もしこの土地に家を建てられたら」
そう思った瞬間から、あなたの家づくりは始まっているのかもしれません。
◆ 次回予告:「えっ、こんなに高いの?!」土地価格の現実に直面!
次回は、不動産会社を訪ねて実際に価格を聞き、
現実とのギャップに打ちのめされた話をお届けします。
👩🦰 妻:「この価格、ほんとに現実なの?」
🧑💬 私:「……現実、なんだよ。」
夢を見たあとに訪れる“現実”の壁。
それをどう乗り越えたのか、次回じっくりお話しします。
📘 → 第2話:「土地価格の現実に直面!」へ続く
